東京海洋大学百周年記念資料館〜霊岸島検潮所
東京海洋大学の百周年記念資料館を見学に行きました
東京海洋大学のルーツの一つは岩崎弥太郎の設立した三菱商船学校。やがて国立の東京商船大学になり、品川の東京水産大学と統合して今に至ります
正門のすぐそばに八角形の建物が
明治時代の設置当時、東洋一と呼ばれた望遠鏡が設置されていたそうです
船舶技術に関係する施設がいろいろ
百周年記念資料館へ
ボランティアガイドの方が史料や地図について、いろいろと面白い話をしてくれました
小笠原諸島付近の"BONIN ISLANDS"(ボニン島)は江戸時代の「無人島」という呼び名に由来します。たまたま『風雲児たち (幕末編5) (SPコミックス)』を読んでいたこともあり、林子平の三国通覧図説とペリーにまつわるエピソードを興味深く拝聴
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2004/07/30
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蒸気の流れを制御する弁装置の構造が見所です。三段膨蒸気往復機関の説明パネルによると、
この機関は、菊植鉄三郎教授(初代商船大学長)の設計により、昭和11年、石川島造船所で製作されたもので、ボイラからの13kgf/cm2の蒸気を、高圧・中圧・低圧シリンダを用いて復水器まで順次膨張させる実験用三段膨張機関である。学生の実験実習機関として昭和20年まで用いられた。この三段膨張機関は、船舶の主機関として昭和20年頃まで用いられたが、現在では全てその姿を消してしまった。この機関は現在でも容易に復活できる状態にあり、わが国に残っているただ1基の三段膨蒸気往復機関である。
右の図はwikipedia:複式機関より。
効率が低いため蒸気タービンに取って代わられますが、完成された美しさを感じます
蒸気操舵機。メカメカしくて良い感じ
危なっかしい模型とか
∩___∩ (ヽ | ノ ヽ /) (((i ) / (゜) (゜) | ( i))) /∠彡 ( _●_) |_ゝ \ ( ___、 |∪| ,__ ) | ヽノ /´ | /
小型船用の復水器付二段膨張往復動蒸気機関。
小五 ( ゚д゚) ロリ \/| y |\/
博物館前に展示されている明治丸
美智子妃が手旗信号を解読されたとかで話題になりました
ペリーが来航した1853年、幕府は水戸藩に命じてリバーシティ21石川島造船所が作られました
中央大橋で霊岸島へ。三菱商船学校は霊岸島に係留された船を校舎としていたそうです
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2008/02/22
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かつての日本の高さの基準だった霊岸島検潮所・量水標跡。現在はその役目を油壺検潮所に譲っています。近くには一等水準点「交無号」も
八丁堀駅から帰宅