新選組のふるさとポタ(日野〜小野路〜調布)
街乗り用のクロスバイクで新選組ゆかりの人々の故郷を訪ねてみました。第1・3日曜日には志士たちの子孫による私設資料館も開館する*1ため、全国各地から熱心なファンが訪れます
日野は土方歳三、佐藤彦五郎、井上源三郎ら新選組ゆかりの人々の故郷です
まずは日野宿交流館で予習。日野宿は甲州街道の宿場町で、多摩川沿いの肥沃な土地に恵まれ、豊かな農家の多い土地柄でした
日野宿本陣*2。幕末の名主、佐藤彦五郎が開いていた剣術道場は、後に新選組の隊士となる人々の出会いの場となりました。お客さんの多くが女性(歴女?)だったのでちょっとびっくり
土方歳三の小姓を務め、函館から土方の遺品を持ち帰った市村鉄之助が匿われていた部屋
病魔に侵されていた沖田総司が、自分は元気だと四股を踏んでみせたという逸話の残る式台。ひょうたんの飾り紋様が彫られていました
近藤や土方と同門の井上源三郎資料館。新選組の六番隊組長として近藤らを補佐していた人物
館長の井上氏もまた天然理心流の門人で、志士の子孫の方々とも交流が続いているそうです
幕末に日野宿の名主を務めた佐藤彦五郎資料館。土方歳三の姉のぶが嫁いでおり、武具や書状に交じって歳三からの京土産という繊細な景徳鎮の茶器が印象的でした
日野市立新選組のふるさと歴史館は日野宿本陣との共通券で入館可能です。
充実した展示に加えて、新選組コスプレにも完全対応
私設資料館の中でも圧倒的な人気の土方歳三資料館。五稜郭で戦死したとき35歳だったのか…
歳三の生家は洪水で壊れてしまったそうですが、大黒柱は当時のものが移設されています
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土方家では、浅川に生える牛革草(ミゾソバ)から石田散薬という薬を製造・販売していました
土方歳三手植えの矢竹。「俺は武士になる」が歳三の口癖だったそうです
浅川を渡って…
幻日だろうか?
高幡不動に寄り道
ここにも土方歳三。そして熱心なファンも多数
町田市の小野路町を目指します
小島資料館で、高幡不動に寄ってきたという親子と一緒に小島館長の説明を拝聴。幕末の小野路宿の名主、小島鹿之助が開いた天然理心流の剣術道場には近藤勇と沖田総司が出稽古でたびたび訪れ、新選組結成後も物心両面で支援していたそうです。
土方歳三や沖田総司の年賀状、近藤勇の稽古着などの展示のほか、天保7年(1836)から続く膨大な量の日記や史料(計7000冊)と、それにまつわるエピソードを伺うことができました。
町田市立自由民権資料館は残念ながらスルー。旧幕府との繋がりが強かった多摩地域の自由民権運動は、明治政府へのレジスタンス的な性格も持っていたようです
調布の龍源寺には新選組局長、近藤勇の胸像と墓地があります。享年35歳。
すぐ近くにある近藤勇生家跡。ここは以前みっきーさんに教えて頂きました
広大だった近藤勇の生家も、昭和初期の東京調布飛行場の建設で大部分が接収されました
走行データ
サイコン未装着のためデータなし