アトムワールド〜原子力科学館〜テラパーク〜日鉱記念館

東海村原子力PR館と日立市の日鉱記念館をめぐります

勝田駅まで輪行

常陸那珂港常陸那珂火力発電所。現在は2号機が建設中

東海村

原子力関連の施設が集中しています

原子力の研究開発を担う原子力研究開発機構アトムワールドを見学


核燃料サイクル開発機構(旧・動燃)と日本原子力研究所が統合した組織

もんじゅ」の炉心模型や、使用済み燃料の再処理に関する解説パネルなど

もんじゅ炉心断面の実物大模型。この中に、

MOX燃料を満載した燃料集合体が入ります。…難しいということは良く分かった

ファミリー館は未来ぽい空間

「ご自由にお持ちください」と書いてあったので、片っ端から資料を貰いました

細浦地区。田園風景が広がります

原子力科学館を見学

ここも未来っぽい空間

うーむ…

大型の霧箱。しばらく眺めていると、宇宙線の飛跡?が見えたりします

住友金属鉱山の子会社で、高速増殖炉用の燃料加工中に起きた臨界事故の展示


偶然ながら、日本が戦時中に開発しようとしていた原子爆弾同じ構造になっていたようです

コンビニ休憩後、東海発電所へ。入口で写真を撮った瞬間、守衛所の人がすっ飛んできて怒られました…。撮影禁止の場所があるので、事前に確認しておくべきでした

イギリスの技術を導入し、国内で初めて商業用の原子力発電が行われました*1

敷地内にある東海テラパークを見学

模型などのほか、震災の日の状況や安全対策についての展示もありました

減速材に黒鉛が使われた、国内では唯一のコールダーホール型の原子炉

現在は役目を終え、解体プロジェクト(廃炉作業)が進められています

東海発電所の低圧タービンローター

タービンブレード

無駄のない造形がかっこいい

100万kW級の東海第二原子力発電所。現在は検査のため停止中

久慈大橋をわたって日立方面へ

古房地公園。空が広く感じます

白亜の日立灯台

日立の市街地をぬけて、がんばって坂を登ると、

日立鉱山のルーツとなる資料を展示している日鉱記念館があります

日立鉱山の鉱石

工都・日立は鉱山を中心に発達しました

記念館の直下には、鉱脈にそって網の目のように坑道が掘られています

久原房之助宛て孫文書簡。じっくり眺めたいのですが、閉館間際なので急ぎ足で回ります…

銅の精錬による亜硫酸ガスの滞留を防ぐため、大きな煙突が建てられました

屋外にも多くの展示物があり、

併設の鉱山資料館には、採掘に使われた機械類や鉱石などが展示されています

横浜で見たものよりも、大型で洗練されているような

河津鉱山の金鉱石もありました

コンプレッサー

これまたカッコイイ(萌

日本随一?の削岩機コレクション

旧久原本部

新田次郎ある町の高い煙突 (文春文庫 112-15)』を購入しますた

現在も稼働しているJX日鉱日石の工場の上方には、

工都・日立の象徴、大煙突

1993年に倒壊したため、かつてほどの高さは無いけれど、

今も工場と日立の街の発展を見守っています

日立の山手工場付近。終戦間際、この付近にパンプキン爆弾(模擬原爆)が投下された*2そうです

日立セメント

日立駅前にもタービンが

ビジネスホテルに宿泊、翌日に備えて早めに就寝

時刻

  • 08:45 勝田駅
  • 09:30〜09:40 常陸那珂港付近
  • 09:50〜10:55 アトムワールド見学
  • 11:05〜11:10 虚空蔵堂
  • 11:15〜12:15 原子力科学館見学
  • 12:35〜13:45 東海テラパーク見学
  • 14:15〜14:25 古房地公園(日立灯台
  • 15:30〜16:35 日鉱記念館見学
  • 18:20 ビジネスホテル着

走行ログ


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