渡良瀬川ポタ(足利〜桐生〜足尾)
渡良瀬川沿いをポタリング。今回はかなり寄り道成分多めです
浅草で東武線に乗り換えて足利市駅まで輪行
天気は快晴で車窓からは富士山も見えました。まずは対岸の市街地へ
一つ上流に見えるトラス橋が森高千里の『渡良瀬橋』で唄われたところ
床屋の角にポツンとある公衆電話おぼえてますか〜♪
森高先生も巡回済み!(2012/06追記)
「日本最古の学校」と謳われる足利学校を見学。現代の学校とはイメージがかなり違います
建物や庭園の多くは1990年に復元されたもの。宗教色が薄めの寺院?のような印象
儒学・易学は時代とともに衰退し、足利学校も明治期に廃校になりました
敷地内には大正期に建てられた和洋折衷の遺蹟図書館があります
渡良瀬橋を渡って、渡良瀬川沿いを上流へ
上毛線の西桐生駅。1928年開業当時からの建物です
上毛線はサイクルトレイン実施中。自転車の親子連れは動物園に行くそうです
群馬大学工学部同窓記念会館に寄り道。祖父が色染化学を学んでいたところ
祖父も同じ風景を見ていたんだろうか
定年まで川崎の製油所に勤めた祖父は、バブル景気が始まる前に他界しました
サイクリングモードに切り替えて足尾方面へ。草木ダムで一息
足尾手前のトンネルでトラックに煽られて怖かった…、後照灯の点灯は必須です
中才浄水場。明治期に建設されたものを改良し、現在も稼働しています
剥き出しのパイプが至る所に
通洞動力所。削岩機用の圧縮空気を作るコンプレッサがあった施設
内部は非公開。建物も傷んだまま…
動力所などに電力を供給する通洞変電所。今でも変電所として使われています
充実した展示内容の足尾歴史館。分かりやすいガイドマップ*1をもらいました
全盛時の人口は現在の十倍以上にも達していたそうです
通洞駅からわずかに見える堰堤は、鉱滓ダムの簀子橋堆積場
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ネットの噂によると「伝説の赤い池」などと呼ばれているようです
わたらせ渓谷鉄道の足尾駅
終点の間藤駅は宮脇俊三が国鉄全線完乗の旅の最後に訪れた場所。『時刻表2万キロ (角川文庫 (5904))』のコピーが貼ってありました
足尾本山までの貨物線は廃線になっています
1890年に竣工した水力発電所跡の鉄管。それまでの薪や木炭に代わるエネルギーとして動力所のコンプレッサや排水用のポンプ、照明・坑内電車などに電気を供給していました
同じく1890年に竣工した古河橋
本山製錬所跡。ここから排出されていた亜硫酸ガスによって深刻な煙害が発生し、辺り一帯は今も荒涼とした風景が広がっています
製錬所の主要な施設はすでに取り壊されていました
緑化工事
…
日も暮れて粕尾峠越えは無理、日足トンネルを抜ければすぐ日光だけどトンネル怖い…。次の電車は一時間半ほど先なので、自走で桐生へ戻ることに
草木ダムを過ぎると辺りは真っ暗。空には恐ろしいほど沢山の星が見えました
下り基調でもスピードは控えめに…19時過ぎに新桐生駅に到着、輪行で帰宅
時刻
走行データ
- 走行時間:6h03m45s
- 走行距離:126.84km
- 平均時速:20.9km/h
- 最高時速:52.7km/h