絹の道資料館〜城山かたくりの里
多摩丘陵に残された「絹の道」の栄枯盛衰を訪ねます。絹の道とは生糸の輸出のために八王子と横浜を結んだ道で、かつては仲買として鑓水地域の商人たちが活躍していました。*1
多摩サイを府中四谷橋で左折
鑓水の「小泉家屋敷」*2に寄り道。往時の養蚕農家の様子を今に伝えています。
お屋敷の方によると、鑓水は水の豊かな土地で、地名の由来も竹を槍状に切ったものを山肌に刺せば水が流れ出てくるところから来ているそうです。*3
絹の道資料館を見学。入館無料。
彫刻が見事な諏訪神社の神殿は、生糸の仲買で財をなした鑓水商人たちが寄進したもの。
鑓水商人はやがて没落し、絹の道は横浜線の開通によりその役割を終えました。鑓水の交差点の近くでは、宅地造成のために山が崩されているところでした。
最近、NHKの「ご近所の底力」に取り上げられたことをきっかけに、ホタルが舞う環境を取り戻そうとするプロジェクト*4が始まりました。絹の道資料館の近くにビオトープがあります。
城山かたくりの里に寄り道。ユキワリソウ(ミスミソウ)
白、ピンク、青、紫などいろいろな色があります。
カタクリはまだ咲き始めでした。
カタクリ
モクレンの蕾
大垂水峠を越えて帰ります。
浅川CRにて。騒がしいムクドリの群れ。
日が沈むと、数十羽がひとかたまりになってねぐらに帰っていきます。
府中四谷橋から多摩サイ経由で帰宅。
走行データ
- 走行時間:5h42m01s
- 走行距離:126.32km
- 平均時速:22.1km/h
- 最高時速:データ消失orz
時刻
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*1:wikipedia:神奈川往還のほか関東絹の道に詳細な解説があります
*2:内部は非公開です。今回は許可を頂いて見学・撮影しました。
*3:「鑓水板木の杜緑地」の解説では、”この地域一帯は岩盤の層があり、山の中腹に槍状の先端の尖った道具で突いていくと、地下水が湧き出てくる。この水を、節を抜いた竹で導き瓶などに貯え、飲料水として利用してきた。これを筧(かけひ)と言い更にこの瓶から水を流れるようにしたものを『遣り水』と言うが、これが鑓水という地名の由来と考えられている”となっています。
*4:横須賀市での取り組みを参考にしているようです。よこすかホタルマップ